線傷とは

線傷とは、フローリングの床で、主に何かを引きずった時にできる線状の傷のことです。

フローリングの表面にコーティングされたワックスだけが、引っかかれて剥がれ、白っぽい線状の傷になっている場合は、周りのパーツをマスキングして、傷のついたパーツにワックスを塗り込んで拭き取れば、目立たなくすることができます。

また、表面だけでなく深い傷になっている場合は、傷を埋めるフローリング用のクレヨンを使うと、凹凸も埋めることができ、きれいに補修することが可能です。こうしたクレヨンは、ホームセンターで手軽に購入できます。大抵の場合、濃い色と薄い色などが何色かセットになっており、商品によっては、削って熱することで色を混ぜることができ、線傷の周辺に合わせた色づくりができるものもあります。こうして色を合わせたクレヨンを線傷にすり込んで充填し、はみ出した余分なクレヨンをヘラなどでそぎ取った後、布で周囲を拭き取れば、ほとんど傷があったことが分からないほどに補修することができます。