フローリングの基礎知識
フローリングには大きく分けて2種類に分類できます。
「無垢フローリング」と「複合フローリング」です。
ここでは、一般的な住宅に多く使われている「複合フローリング」についてご紹介します。
構造は合板や集成材、MDFといった基材の表面に木材などの薄い材料を張り合わせる形状となっています。
※MDFとは、木材の粉末をファイバー状に固めたものを指します。
表面材には、「天然木化粧」・「特殊加工化粧」があります。
天然木化粧 | 天然の木材を薄くスライスしたものです。 |
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特殊加工化粧 | 合成樹脂や塗料・紙などの材料に様々な加工を施して 強度や物性を高めたもののことを指します。 |
EB処理 | 電子線を表面に照射することにより、表面の耐久性を高めたもの |
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UV塗装 | 表面を樹脂に塗膜で覆い、紫外線により硬化させます。 |
複合フローリングは安価でいて施工の安定性(無垢は色ムラがおき易い)などから多くの住宅で採用されています。シートタイプのフローリングも完成度が高く、日本の印刷技術により本物のように再現されています。
しかし、表面部分は無垢フローリングと比べると、表面部分の剥がれやめくれが起きやすく、構造上とても弱いと言わざるを得ません。
日々の生活による床への負担や水分の浸入による劣化など、フローリングを傷める要因はさまざまです。
フローリングの表面を保護する対策は必要と言えます。