コラム
本来、口コミサイトは商品やサービスを利用したことのある人が、個人的な感想を書き込む場所です。しかし、最近では口コミサイトや比較・ランキングサイトの影響力を考えた事業者による自作や第三者へ委託して意図的に制作されたサイトが目立つようになってきています。
これはフロアコーティング業界でも起きている現象です。我々から見るとどの会社が作ったかは一目瞭然ですが一般的な視点からですと、すぐには判断できないケースが多々あります。
同じフロアコーティングを扱う施工会社としての立場から意見を述べさせていただきます。
フロアコーティングは一生に何度も利用される商品・サービスではございません。
その為、商品への知識や選択の基準などを正確に把握することが難しい点があります。
多くのお客様は気になった会社のホームページの内容や送られてきた資料やサンプル、紹介してくれた方の意見、などが主な情報の収集媒体ではないでしょうか?
自分の気に入ったコーティングが本当に良いものかどうか調べる際に、今まで利用したことのある方の意見や比較サイトは本来大変貴重な判断材料となるものであるはずです。
しかし、事業者による自作や事業者の都合に合わせて作られた口コミサイトでは本当に有益な情報は得ることができません。
様々な業界で同じような問題が発生しています。
レストランの口コミサイト大手「食べログ」の事件は口コミ代行業者が店舗の依頼を受けて店舗の評価を上げるものでした。また芸能人ブログに広告料を支払うことで商品価値を高める手法などもありました。
最近ではNEVERまとめサイトも自作自演により悪用されている事例もあります。
消費者にとって有益なはずの口コミサイトやまとめサイトが事業者によるヤラセにより情報が陳腐化しているのが現状です。
消費者の皆さんが見ているサイトは誰が何の為に制作しているのか判断することは大変ですが、少しでも本記事が参考になればと思います。
※記事はあくまで個人的な見解に基づくものであり、内容につきましてはご利用者様の責任においてご判断ください。