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フロアコーティング お役立ち情報

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コラム

ワックスからフローリングコーティングまでの歴史

2013.9.10

フローリングの保護にはワックスとフローリングコーティングの方法があります。ワックスから最先端のナノガラスコーティングまでの進化の歴史を少し紹介したいと思います。

日本は伝統的に木製の床が使われてきています。
効果的な床への保護方法は絶えず研究されてきた経緯があります。

1950年代から60年頃にかけては油性のワックスが使用されていましたが60年代に入ると水性ワックスがでてきました。往来の油性と比較すると施工性が良く、仕上がりもいいので一気に大流行しました。しかし油性・水性はマジックでも馴染みがあると思いますが油性に比べ水性はとれやすいですよね。
ワックスも同様です。水性はどうしても油性と比較すると耐久性に難があります。その為、定期的なメンテナンスであるマメな塗り直しが必要な点があります。60年以降から現在でも使用されている樹脂系のワックスでも耐久性の部分はなかなか向上されませんでした。

耐久性の向上の研究が進み2000年に入るとようやくコーティング技術が広まり始めます。初期にでたのがシリコン系コーティングやマニキュア系のコーティングです。水分だけでなく薬品に対する耐性もこの頃から徐々にクリアされていきます。UVコーティングは今から6~7年前ぐらいからでてきました。

新しいコーティングが生まれれば次は更に問題点を改善したコーティングが生まれてきます。シリコン系やUVコーティングは経年すると歩行による擦り跡が白くなる弱点が発見されました。また当初は強い光沢感が人気でしたが、落ち着いた仕上がりのコーティングが求める声が大きくなってきます。

4年前ごろに開発されたのがガラスコーティングです。ガラスコーティングは高い硬度によりキズに強いのが特徴で、経年による美観維持の点もクリアしました。

同じガラスでも出た頃から更に現在は進化しています。ナノ技術を用いたナノガラスコーティングの誕生です。引張り強さや弾性率・熱変形率の物性が飛躍的に進化したことで、季節や床暖房による木材の伸縮や上からの衝撃による床の変形にもコーティング被膜がしっかり追随することが可能となりました。
また落ち着いた光沢感が家具との調和もとれやすく、人気となっています。

※記事はあくまで個人的な見解に基づくものであり、内容につきましてはご利用者様の責任においてご判断ください。

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