フローリングの基礎知識
フローリングの寿命は一般的には10年~20年位といわれています。
現在お住まいの環境によっても、大きく変わってきます。
環境による劣化は日当たりの良い部屋、悪い部屋で分かれていきます。
紫外線による床へのダメージや日焼けよる退色があります。
湿気による床へのダメージによる劣化があります。
環境以外にもフローリングを劣化させる要因はあります。
①擦り傷による床へのダメージやテーブルや椅子の押し引きや床面に物を落としたりする事での劣化
(廊下など生活導線は特に痛みが早い傾向があります。)
②水分が混入する事による床面内部による劣化や湿度による床の浮きや剥がれ
(長期間湿度が高い環境、冬場の窓ガラス結露による水分混入などがあります。)
③経年による自然劣化
ここまでは劣化の原因を上げてきましたが、床自体に対策をする事で寿命を長持ちさせる事は
どのような事が出来るか考えていきます。
①ワックス掛けを定期的にする
フローリングの表面を覆う事でキズや水分の混入をある程度防ぐ事が出来る。
ワックスは主成分が蝋(ろう)で出来ている為、キッチン廻りなどはムラや黒ずみ等が出来やすい。
②耐久性の強いコーティングを掛ける
ワックスよりも耐久性が高い為、コーティングの種類にもよりますが
5年~30年位のタイプがあります。
ワックスと比較すると初期費用が高めですがランニングコストは安い。
③フロアマットを敷く
金額も低価で簡単に設置できる。擦り傷も付きにくい。
繊維カスなどお掃除の手間が若干掛かる、湿気が溜まりやすい。
④床自体を張り替える
素材が新しくなる為、床は新築の状態になる。
費用が非常に高い、家具等をすべて移動しなければならない、工期が掛かってしまう。
フローリングが劣化しやすい3大要素は【日焼け】【擦り傷】【水分の混入】になります。
色々な対策をする事で寿命を長くする事は出来ると思うので参考にして頂ければと思います。