住宅に関する基礎知識
シックハウス症候群とは…建築物を建てるときに使われる化学物質に身体が反応してしまい「目のチカチカ」や「めまい」といった不快感が症状としてあらわれます。シックハウス症候群はどのような方でも成り得る可能性があり、ある日急に発症するという特徴があります。
シックハウス症候群の患者数は、国内で100 万人を超えると推定されています。潜在患者数で見た場合には、1,000万人以上になるとさえ言われています。発ガン性・発ガン性促進作用・アトピー・ぜんそく・アレルギー等人体に深刻な影響を及ぼすため見逃すことのできない問題となっています。
室温が高いほどホルムアルデヒドなどの化学物質の放出量は多くなります。冬より夏、また暖房で室温を上げたときも同様です。
実験の結果、室温9度の時のホルムアルデヒド濃度が、室温22度では4倍程度にあがるというデータもあります。
トルエン・キシレンなどの化学物質は数年で放出量が少なくなっていく傾向を示しますが、ホルムアルデヒドは十数年と長い放出期間がある。
対策として、まずは放出されたホルムアルデヒドなどの化学物質を室内から追い出すことが大切ではないでしょうか。24時間換気や窓の開け閉めなどで換気を十分に行うことで大きな効果はあると考えられます。
新しいお住まいの検討中であれば、壁紙(クロス)などF☆☆☆☆といった商品が使われていると安心の基準にもなります。